- HOME>
- 体外受精の治療成績
当院の体外受精治療成績
2021年1月~2022年12月・2022年9月~2024年2月までの2期間での治療成績です。
1回の胚移植あたりの妊娠率
日本産科婦人科学会によるARTデータブック2021との比較。いずれの年代でも全国平均を上回る妊娠率となっています。
初回採卵で妊娠できた割合(初回採卵件数228件)
20代30代では約4人中3人が、40代では約半数の方に1回目の採卵とその凍結胚で妊娠できています。
採卵1回あたりの獲得卵子数・受精卵数
採卵1回あたりの凍結受精卵数
当院では、原則として受精卵を3日間培養した分割胚を1個凍結し、残りを5-6日間培養する胚盤胞を目指す方針としています。
妊娠した患者の採卵回数(臨床妊娠数192件)
当院は少ない採卵回数で妊娠してもらうことを目標にしています。
そのためには、適切な卵巣刺激で卵子を多く回収し、良好胚盤胞だけでなく、一定以上の妊娠する可能性があると判断する胚はしっかりと凍結しています。
現方針により、1回目の採卵で得た凍結胚での妊娠率を十分な成績を残せています。
体外受精(c-IVF)受精率・顕微授精(ICSI)受精率
ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)は培養成績の評価項目としてKPIs(Key Performance indicators)を提唱しており、そのKPIsの基準値との比較です。 全ての方に顕微授精が必要なわけではありませんが、当院の顕微授精は高い受精率ですので、採卵個数が多い方には初回から体外受精と顕微授精を半々にすることをお勧めしています。
胚盤胞到達率
受精卵を5-6日目培養したものを胚盤胞と呼びます。胚盤胞は分割胚よりも妊娠率が高く、当院では5.6日目に胚盤胞となったものを凍結保存しています。ESHRE KPIsと比較してますが、ESHREは5日目に到達したもののみで胚盤胞到達率を算出しているので、単純比較はできませんが、十分に高い数値といえます。