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町医者の日々の研鑽・・・
当院は、兵庫県加古川市という一地方都市でありながらも、都会の有名不妊治療専門クリニックに決して引けをとらない医療レベルの提供をプライドをもっておこなっています。そのためには、生殖医療の和文英文医学誌の情報のup dateに目を光らせておくことが肝要です。
一般的には、海外の有名生殖医療医学誌など、エビデンスレベルの高い前方視的研究が新たな治療ステージを切り開いていくのが実際かと思います。一方で、日本国内の一施設の後方視的研究も「明日からの診療にすぐに生かせるコツ」や「日常診療の小さな悩みにクリティカルな解決」をダイレクトに教授してくれることもあり、とても大切だと思っています。
当院は、自らの診療実績をしっかりと振り返るために、様々な検査、診療の機微な変化がどういう結果となっているかを検証しております。その中で発表に値すると考える研究課題に関して、学会発表、論文作成を行うことがあります。
ご理解頂けますと幸いです。
オプトアウトについて
臨床研究は、対象の方に説明をし、同意を得て行われます。これを「オプトイン」といいます。
ただし、臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究においては、国が定めた指針に基づき、患者さまから必ずしも直接同意を得る必要はありません。しかし、研究の目的を含めて研究内容の情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。これを「オプトアウト」と言います。
研究のためにご自身のデータが使用されることを望まれない方は、当院までお知らせください
現在、当院が行っている研究のオプトアウトは下記の通りです。
オプトアウト①
当院にて、2022年9月~2025年12月までに修正排卵周期凍結融解胚移植(自然排卵周期凍結融解胚移植)を実施された患者様へ
1.研究課題名
完全自然排卵周期凍結融解胚移植と修正排卵周期凍結融解胚移植の、LH値およびhCG使用の有無、黄体補充開始と移植日調整による臨床妊娠率をの後方視的解析
2.研究目的・方法・研究期間
研究目的
修正排卵周期(modified-NC)凍結融解胚移植(mNC-FET)は、自然排卵周期FETと同等の妊娠成績を維持しつつ、来院回数軽減などの利点を有する方法として広く用いられている。一方で、mNC-FETの方法は報告によって様々であり、特にLHサージ開始後のhCG投与や黄体補充開始時期については一定の見解が得られていない。Litwickaら(2017)は自然LHサージ後のhCG投与による妊娠率低下の可能性を報告(臨床妊娠率:hCG使用群36.4% vs hCG非使用群64.7%)している。しかし、Johalら(2021)はLHサージ後でもFET日の調整など適切な管理下では妊娠率低下を認めなかったと報告している。2022年10月から2025年12月に当院で行った完全自然排卵周期FETと修正排卵周期FETの、LH値およびhCG使用の有無、黄体補充開始と移植日調整による臨床妊娠率を後方視的に検討した。
方法
後方視的コホート研究
研究期間
2022年9月~2026年11月
3.研究に用いる情報の種類
診療情報
治療歴、検査結果、薬剤情報、予後
※生年月日、カルテ番号、住所、氏名等、個人を特定する情報は研究に用いません。
4.外部への情報提供
第71回日本生殖医学会 学術講演会にて研究発表予定
5.実施責任者
三木玲奈 医師
オプトアウト②
当院にて、2022年9月~2025年12月までに採卵において回収卵子数が15個以上であった採卵を受けられた患者様へ
1.研究課題名
GnRHアゴニストトリガー導入によるOHSS発症率の変化と採卵成績の検討
2.研究目的・方法・研究期間
研究目的
対象
対象期間に採卵において回収卵子数が15個以上であった症例
期間
2022/9/14-2025/12/31
分類
トリガー方法により分類 hCGトリガー群vs GnRHアゴニストトリガー群
評価項目(primary)
中等症以上のOHSS発生率(安全性)
評価項目(secondary)
重症OHSS発症率(安全性)、入院率(安全性)、採卵数(有効性)、MⅡ率(有効性)、何回目の移植で妊娠したか(有効性)など
方法
後方視的コホート研究
研究期間:2022年9月~2027年3月
3.研究に用いる情報の種類
診療情報
治療歴、検査結果、薬剤情報、予後
※生年月日、カルテ番号、住所、氏名等、個人を特定する情報は研究に用いません。
4.外部への情報提供
研究成果を国内の生殖医療学区術誌に論文投稿予定
5.実施責任者
三木玲奈 医師
