着床障害

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着床障害の検査

着床障害の検査

着床障害の検査は一部先進医療が含まれますが、自費診療になります。
検査結果に応じて、サプリメントをおすすめすることもあります。

ビタミンD

ビタミンDは、卵の数や質、着床率、不育症、妊娠合併症、新生児合併症など、妊娠のあらゆる局面で重要な役割を果たします。適正な値になるように補充することで、改善が期待できるとの報告があります。

銅と亜鉛

血中の銅が高いと不妊や不育症の原因になるという報告があります。

慢性子宮内膜炎検査(CE)

子宮内の感染による慢性的な炎症が起こっている状態は、着床の妨げとなります。原因菌は解明されていませんが、CD138陽性細胞が検出されると着床成績が下がるという報告があります。

子宮内フローラ検査(先進医療)

子宮内にラクトバチルス属(乳酸菌の一種)が多いと、妊娠率が高いという報告があります。ラクトバチルスは、腟や子宮内で乳酸を作り出し、悪玉菌の増殖を抑えます。これにより、悪玉菌を引き起こす過剰な免疫反応を抑制することができます。
フローラ検査では、子宮内の細菌バランスを判定し、必要に応じてサプリメントをおすすめすることがあります。

「着床の窓」の検査(先進医療)

子宮内膜が受精卵を受け入れられる期間のことを、俗に「着床の窓」と言います。胚盤胞移植の場合、一般的にはホルモン補充療法でプロゲステロンを投与開始して5日後が着床の窓とされています。しかし、反復着床不全の1/3で着床の窓にずれがあると報告されています。検査結果に応じて胚移植の日を通常とは異なるタイミングに調整することで、着床率の改善が期待できます。