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男性不妊症について
女性が不妊治療・検査を始めたら、すぐに精液検査をしましょう!
なぜか、検査を渋る男性がおられます(おそらく自分の精液が原因で妊娠していないという事実が突きつけられるかもしれない不安から、検査を先送りにしたいのだとと思います)。
しかし、遅かれ早かれ受けなければいけない検査ですので、先延ばしにするメリットは一切ありません。女性は通院したその日から、採血・注射・エコーなど気の進まない検査をすでに頑張っておられます。先送りにした上に結果が悪かった時は、それまでの女性の通院努力は何だったのだろう…となることがあります。すぐに精液検査を受けましょう!
精液の状態が軽度異常の場合は、まず再検査を行います。再検査でも軽度異常の場合は、漢方やサプリメントをおすすめすることがあります。
精液の状態が高度異常の場合は、男性不妊専門の生殖医療医を紹介させていただきます。
当院は、石川病院(姫路別所駅前・火曜日/水曜日のみ)、リプロダクションクリニック大阪(大阪駅直結グランフロント大阪南館・土日祝可)への紹介を推奨しております。
男性不妊症の原因
ここでは、男性不妊症の原因の一部をご紹介します。
勃起障害・射精障害
- ED・勃起障害:ED治療薬を処方することはできます
- 腟内射精障害:人工授精やシリンジ法を提案します
- 逆行性射精
精子輸送路の障害
- 前立腺炎・精巣上体炎
- 幼少期のヘルニア手術・パイプカット手術
- 先天性精管形成不全
造精機能障害
- 前立腺炎
- 幼少期の精巣捻転・停留精巣
- おたふく風邪による精巣炎
- 染色体異常・抗がん剤治療後など
- 精索静脈瘤
精索静脈瘤について
精索静脈瘤とは、睾丸から腎臓の静脈へと向かっている精索静脈がこぶ状になった状態です。多くは無症状で、お腹の中で温められた血液が精巣に逆流して、精巣の温度が高くなります。精子は熱に弱いため、精巣の温度が高くなると、精子がうまく作られなくなります。この状態が続くと、精子の数や運動率が低下します。手術により、精液所見が大きく改善することがあります(大きく変わらない場合も質的な改善が期待できます)。