2人目3人目不妊

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2人目3人目不妊について

2人目3人目不妊について

2人目以降の妊娠でお悩みの方の中には、「上の子はすぐに妊娠できたから、今回もすぐに妊娠できると思う」「まだ妊娠していないけれど、タイミング療法や人工授精で必ず妊娠できる!」「どうして妊娠していないのでしょうか?(出産経験があるのだから原因はないはずでは)」とお考えになる方が多いようです。

妊娠出産を経験されているご夫婦の場合、一般不妊治療で実施できる検査では致命的な妊娠障害の原因が見つからないことが多いです。つまり原因不明不妊症であることが多いです。

 

「どのような治療ペースが望ましいか?」とご質問いただいた際には、「1人目の不妊と同程度のタイミング療法や人工授精の治療回数を重ねた後は、体外受精に進むのが良いでしょう。ただし2人目3人目をご希望の場合、タイミング療法や人工授精をどれだけ続けるかについては、ご夫婦のお気持ちやご事情に合わせてご相談させていただきます」とお伝えしております。

 

また、以下のようなお話をさせていただくことが多いです。その上で、治療ペースについてはご相談しながら決めていきます。

  • 人工授精18回目で妊娠された方がいらっしゃいました
  • 「絶対に体外受精はしない」とおっしゃっていた第3子希望の方が、人工授精12回で妊娠せず、1回目の体外受精で妊娠されたことがあります
  • 同じく「絶対に体外受精はしない」とおっしゃっていた第2子希望の方が、人工授精14回で妊娠せず、1回目の体外受精で妊娠されたことがあります
  • 1人目のお子さんが奇跡的な確率で自然妊娠できたのかもしれません。一般的なカップルの1周期の自然妊娠率は10~15%と言われますが、実際には個人差があります。もしかするとご夫婦の自然妊娠の可能性が、想像以上に低いことも考えられます。例えば、仮に1%という低い確率だったとしても、運良くその1%をつかみ取って妊娠できることもあれば、何度挑戦しても妊娠できない可能性もあります。もし自分たちの自然妊娠率がわかっていれば、次の治療ステップに進むタイミングも判断しやすいのですが、実際にはそれがわからないため、治療のステップアップを決断することは難しい場合があります
  • このように自然妊娠率が低い可能性がある場合、継続して努力することでいつか妊娠するかもしれませんが、自然妊娠が難しいこともあるのです